インコ!?

d0248641_12524056.jpg インコネルX750の引きバネです。InconelX750と検索に引っ掛かるよう英語名も書いときます。(^_^;)

すごくかっこいい名前ですが、みんなインコってマヌケに呼んでます。会社名らしいですよ。頭文字をとったみたいです。詳しくはWikiってくださいね。

普通の材質ならフニャフニャになってしまう高温化で、いい仕事しよるんですわコイツ!

バネ材としても発売されているので、コイリング加工性は比較的良好です。あとデジタル温度計の測定棒もインコが使われていますよ。

ここでは試作品の製作過程を紹介しています。両端を手作業にて絞るため、NCマシンで少しコイル径を絞っています。
d0248641_12525855.jpg 引きバネのフック部分の製作です。

インコ材は小さく曲げると折れてしまうことがあるため、注意深く作業します。

バネ本体の中に入る部分は特に潰す感じで曲げますので、NCマシンでは殆ど折れるんですよ。
d0248641_12531097.jpg もっとも気を使う部分の絞りです。

先ほどのフックをバネ内部に差し込み、円錐状に絞っていきます。この絞り加減一つで、バネの自由長が変わってしまうため、一本一本均一作業が求められます。

またフックが回転するタイプなので、その回転のフィーリングも変わってしまいます。

最後に傷をつけないことは常識中の常識ですね。

バネに携わっておられる方は御存知でしょうが、この絞りの工具はヤットコから作っています。線径に対して溝が掘ってあり全くの職人の自作なのです。


d0248641_12533597.jpg 手間暇の言葉が最もふさわしい熱処理工程です。

試作段階なので約700℃にて1時間ほどしかしてませんが、本番では使用用途によって処理温度、時間が変わります。中には10数時間なんてのもあり、どれだけ手間が掛かるかというところです。

これは試作用電気炉を開けた瞬間です。

内部は普通のバネではありえない、真っ赤っかの状態です。

思わず気合が入りますね。
d0248641_12535292.jpg 密着バネなのでなかなか冷めません。30cmくらい離れていても余裕で熱を感じます。

これでこそ高温下でいい仕事をするわけですね!このバネが無事試作OKとなり巣立っていくのを見たいものです。

高温下でのバネの使用にお困りのお客様、是非富士発条インコネルバネをお試しください。

過酷な環境に耐えうるバネの御質問と製作は、何なりと当社営業部までお問い合わせくださいませ。お待ちしています。m(__)m

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# by wiretec | 2012-04-12 12:56 | 熟練要領


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